同居の高齢の実父
父は78歳、無類の車好きです。
東京モータショーへも、毎回行っています。
娘が小さい頃に父が誇らしげに買ってきたおもちゃは、
フェラーリの足漕ぎ車でした。
昔から、気に入った車を買って、磨いて車庫にしまう。
大きなミニカー感覚で、手入れをして愛でる。
他人から見たら、いい趣味かもしてませんが、
なんの断りもなしに、勝手に車を買ってくる。家族にとっては迷惑な父です。
父所有の車は、2台
軽自動車と外車のオープンカー
高齢者の事故が連日ニュースになって、75歳を過ぎたあたりから
免許の返納を勧めています。
因みに母は70歳で返納しました。
説得に応じない父
返納の勧めに応じないので、
- できる限り、運転させない
- 運転するときは、一人にならないように誰かが同行する
上記のことをするようにしていました。
説得が難しいわけ
- 今までの自らの運転の歴史に自信がある
- 自分だけは大丈夫という自信がある
- 説得に対して、逆切れして、話し合いにならない
- 日常生活と運転が常体化している
自営業で仕事もプライベートも常に移動手段は自家用車だったので、
公共交通機関での移動に馴染みがなく、余計に返納のハードルが高くなっていました。
返納の邪魔
父が少し、返納へ気持ちが傾きだした頃に
父の友人が、「返したらダメだよ。二度と取れないんだから。」と余計な助言をして返納への道は、閉ざされました。
この問題が長引けば長引くほど
高齢ドライバーの事故のニュースが他人事ではないように感じて、悩みも深くなって行きました。
考えた末、今年2台とも車検を迎えるので、車を手放す提案にしぶしぶ了承を得ました。
手放すまでの間も、車の運転は極力控える約束もさせました。
まとめ
ご家族に高齢ドライバーがいて、対応に困っているお宅も多いと思います。
我が家も、数年かかりで説得を続けています。
我が家の場合は、
- 親の宝物を奪う
- 親のプライドを打ち砕く
説得役のわたしは、罪悪感との戦いの日々でもありました。
特にスポーツカーは、外車のスポーツカーのオーナーになるのが夢だった。
コレが人生で最後の車になる。とよく語っていました。
思い入れの強さも知っていただけに辛くもありました。
父は、宝物の車を手放すとことは、了承しましたが
その相手は、自分で探すと言って譲りませんでいた。
この話し合いから数ヶ月、こう着状態が続きました。
・・・つづく