2世帯住宅に同居をはじめて10年が経ちました。
最大級の父の不機嫌が到来しています。
特にわたしと夫とはほとんど口をきかなくなりました。
必要最小限度の会話は、携帯をとおして最初から臨戦モードの緊張感がピリピリ伝わってきます。
元々相性がよくない。元々苦手な父。
最近はもう普通の会話すら、できなくなりました。
なんでそんなに機嫌が悪いのか?
父の交通手段は、公共交通機関と電動自転車。
電動自転車で通院をしています。
通院の予約の日に雨の日が続きました。
そんな時、父の頭の中に浮かんだのは・・・
車があったら・・・・。
こんな寒い思いをする必要も、お天気を気にする必要もなかった。
車さえあったら・・・。
大事に大事にしていた車、いつも磨き上げてピカピカにしていた宝物の車だったのに。
あいつ(私)に売り飛ばされさえされなければ・・・。
まったく、あいつ(私)はこうるさいし、ろくなことしない。
きっと父の頭の中には、あいつ(私)さえいなければ、車で出かけられた。
まだまだドライブを楽しめた。
この寒い思いも・・・思い通りにいかない全てのことにはあいつ(私)のせい。
大好きなおもちゃをとりあげられた子供のように駄々をこねている。
どんなに駄々をこねてもダメなものはダメ。
歳を重ねている分、ダダのこね方が巧妙。その分、こちらにダメージが効いています。
数ヶ月前にも車を買うと大騒ぎをしました。
説得のつもりがヒートアップして喧嘩になってしまいました。
父のいつもの決まり文句をいくつか言われて、わたしも必要以上に口撃してしまいました。
それ以来、膠着状態だった関係がさらに悪化して、胃の痛む日々が続いています。
なんでそんなに不機嫌なだろう?と娘が言い出して、夫や娘と父の考えそうなことを好き勝手に想像してみました。
この寒空の下、用もないのにフラフラと電動自転車でどこかを彷徨っている様子。
心配だけど、言葉にした途端きっとケンカになってしまう。
不機嫌や短気の原因は前頭葉の衰えと指摘され、加齢によるものだから治療はないと言われたけれど、このまま放置していいのかなぁ?
最近の憂鬱の一因、解決の糸口も見つからないまま年を越しそうです。
こんな親にはなるまい。
それだけは固く心に誓おう。