カナエルノート

50代のキレイ・楽しいを叶えるヒント

2人目不妊のはなし

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24歳で結婚

25歳で出産

結婚後、想定外に早く授かることができました。

妊娠発覚直後から切迫流産、切迫早産、妊娠中毒症と妊娠生活を満喫する間もなく出産の日を迎えました。

 

出産の話

前夜の夜中に陣痛のような痛みがあり病院に連絡をしましたが

いつの間にか眠ってしまいました。

早朝、病院からの電話で目覚めました。

予定日の当日だったことから入院の準備をして病院へ来るように言われ、

結局そのまま入院しました。

お昼になっても陣痛が強まる気配がなく、午後から陣痛促進剤の点滴がはじまりました。

それでも陣痛が強まる気配がなく、何度か点滴の速度を速めたような記憶があります。

その後、天井がグルグルするようなよくわからない感覚に襲われたのは覚えていますが細かい記憶はほぼありません。

その後、医師の怒号と看護師さんたちの慌てた様子に我に返りました。

医師から赤ちゃんの心拍が下がっていることと吸引分娩に切り替えることを告げられました。

直後に産声というには弱々しい声が一瞬だけ聞こえました。

夢に描いた生まれたての我が子を胸に抱くことはできませんでした。

駆け付けた夫には、あと数分遅れていたら危険だったことなどが説明されたようでした。

 

出生時の状況や低体重児で生まれたこともあり

抱くことも母乳をあげることもなかなかスムーズにはできませんでした。

 

 

ふたりめ

 

出生時の状況が嘘のように娘は健康に育ちました。

 

周囲からも「ふたりめは?」と聞かれるようになり

 

最初の妊娠出産は準備ができていなかったせいだと思い込んでいたので

ふたりめはしっかり準備をしようと出産した病院へ婦人科検診へ行くと

「ふたりめはお勧めできません」と言われてしまいました。

説明はされたのですが、ショックで内容をほとんど記憶していません。

 

一人目はすぐに妊娠したし、そんなはずはないと別の病院を受診しました。

するとそこでも

万が妊娠した場合は、妊娠期間中は管理入院になること

最初の妊娠で腎機能に問題があったため、透析になってしまう可能性もあること

など妊娠は勧めない理由を説明されました。

 

最悪な場合の説明うけても実感がなく

なんでもなく妊娠出産ができる可能性もあると楽観的に考え

しばらく、自然に任せることにしました。

 

「二人目まだ!?」の世間風当たりは日増しに強くなっていきました。

けれど、二度と妊娠することはありませんでした。

 

 

そうして

 

我が家は一人娘ということになりました。

 

2人目不妊で相談に行った病院の中には

一人いるんだからいいじゃない。その子を大切にしなさい。

という病院もありました。

あくまでも約30年前の話です。

 

夫婦揃って子供が好きです。大好きです。

最近の赤ちゃんが被害にあうニュースを見ると心が痛みます。

そして不条理さとともに古傷が痛むような感覚を覚えます。

他に方法はなかったのかなぁ・・・。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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