ある日夫に時間もお金もたっぷりあったら何したい?って聞いてみました。
「なんだろうね。」
「特にないなぁ」
会話は続かないだろうなぁとの予測を裏切り
超無口な夫から「豪華客船で世界一周」という答えが帰ってきました。
そんな夢があったのかと驚きました。
奇しくも、豪華客船が連日ニュースになってるのを見て
「どう?豪華客船の夢は変わらない?」と聞いたら
「いや。もういい!!」
そのほうが夫らしいし、内心ホッとしました。
妻であるわたしの本音は、船の旅は絶対にイヤ。
とにかく水が怖い。
そのせいかひどく船酔いします。
過去にカーフェリーもダメでした。
普段、欲とは程遠い夫の感性から飛び出た夢を否定できずに、ウンウンと頷き聞いていました。
船は苦手だけど酔い止めなど飲んで万全の対策をしていて乗っていたから、夫は私が船が苦手なこと知らないらしい。
長いこと一緒にいるけどお互いにわからない部分が多いんだなぁと再認識。
一番身近な他人、付かず離れずがいい。
わたしの船が苦手な秘密は夫には言わないでおくことにしました。
豪華客船での世界一周ってモチロン夫婦で!と勝手に思っているけど、それもホントのことはわからない。
どのみち、誘われたら困ると勝手に心配してたけど、取り越し苦労で終わりましたというタラレバなお話でした。