関東地方で風疹が大流行しています。
風疹
風疹は、発熱、発疹、リンパ節種張を特徴とするウィルス性発疹症である。
風疹に感受性のある妊娠20週頃までの妊婦が風疹ウイルスに感染すると、出生児が先天性風疹症候群を発症する可能性がある。
風疹ワクチン
発病させる力を弱くしたウイルスを培養して増やし、凍結乾燥させた生ワクチンと呼ばれる種類のワクチンです。感染との違いはほとんど症状は出ませんが、弱くてもウイルスは生きているので、病気など免疫力の弱い人や妊婦さんに接種することはできません。
30~50代男性が要注意の理由
- 1962年4月1日以前生まれ(不要)定期接種はないが、大半が自然感染で免疫を獲得しています
- 1962年4月2日~1979年4月1日以前生まれ(男性は要抗体検査)男性は定期接種はありません。女性は中学生の時に1回、集団接種を受けています。
- 1979年4月2日~1987年10月1日生まれ(抗体検査推奨)男女とも中学生の時に1回、個別接種をうけることになっていましたが、接種率は高くありません。
- 1987年10月2日~1990年4月1日生まれ(抗体検査推奨)男女とも幼児期に1回、個別接種を受けることになっています。
- 1990年4月2日以降生まれ(不要)男女とも2回、個別接種をうけることになっています。
風疹ワクチンは1977年8月から95年月までは女子中学生のみが摂取。
95年4月以降は男女とも生後12か月以上90か月未満の間に定期接種が行われるようになったが、流行の目立つ30~50代の男性は定期接種がなかったため、抗体を持つ人が少ない。
風疹感染者の9割が、30~50代の男性と言われています。
抗体検査
抗体検査の方法は、血液検査です。
1週間で結果がでます。
費用は、助成の適用内は無料。助成適用外は、自費負担です。
助成の内容(横浜市の場合)
横浜市の助成の対象者は
- 妊娠を希望している女性
- 妊娠を希望している女性のパートナー
- 妊婦のパートナー
50代だから、抗体検査に行ってきました
ニュースを見て、夫は、定期接種のなかった世代だということがわかりました。
念のため、夫婦で風疹の抗体検査に行ってきました。
これだけ感染が拡大しているので、抗体検査は保険が適用されると思っていましたが、適用外でした。
残念ながら助成の対象にも入らなかったので、費用は麻疹込みで、2人で12800円(6400円/人)痛い出費でした。
検査の結果、夫もわたしも風疹の抗体はありました。
もしこれで、抗体がなかったらさらにワクチンの接種が8500円/人かかります。
この年代の人、特に気をつけてください。と呼びかけはあるのに、助成がないのは残念です。
まとめ
働き盛りの年代は、病院へ行く時間を取るのも難しく、わたし達のように50代の夫婦ではなおさら他人事となってしまうパターンも多いと思います。
万が一、抗体がなく、ただの風邪と思い込んで満員電車に乗っていて、あとで風疹に罹っていたことが分かった場合、飛沫感染で周囲へウイルスをばらまいてしまう危険性があります。想像しただけでも怖いことです。
該当年代の当たる場合は、抗体検査をしたり、予防接種も考えてほしいと思いました。
とにもかくにもこの感染が一日も早く収束しますように。